「小学校」。なんと懐かしい響きでしょうか。電気屋になって数年、最近は「学校」という言葉にさえも懐かしさを感じるようになってきた筆者。 小学校といえば、ふと思い出すのが「きまりごと」。例えば、「廊下を走ってはいけない」とか、「階段を『1段抜かし』で上り下りしてはいけない」とか。今思えばどうでもいいことでも、当時は立派な規律として認知されていまして、もしもそれを破ったら帰りの会なんかでつるし上げられ、みんなの前で頭を下げざるをえない状況に追い込まれたり・・・。 そんな数あるきまりごとの中でも、筆者が納得できなかったのが「シャーペンを使ってはならない」というもの。筆者の通った小学校に限らず、日本の多くの小学校ではシャーペンの使用を禁止し、鉛筆の使用を推奨する傾向が強いようです。廊下を走ったり、階段を1段抜かしで上り下りするのは安全面で非常に危険な行為ですから、当然禁止すべきでしょう。しかし、なぜシャーペンを使ってはならないのでしょうか。シャーペンが危険であるとでも言うのでしょうか。当時はいろいろと考えましたが、長らく疑問を解消するには至りませんでした。 疑問が解消されたのは高校時代、化学の授業中。先生が「小学生にシャーペンを使わせない本当の理由」なるものを教えてくださいました。先生いわく、その本当の理由とは・・・ 「小学生は、ふざけてシャーペンの芯を壁のコンセントに挿して感電するおそれがあるため」 というものでした。シャーペンの芯の主成分は黒鉛、すなわち「炭素」です。一般に、電気を通す物質と言えば銅や鉄、アルミといった金属を思い浮かべる方が多いと思いますが、炭素は非金属でありながら電気を容易に通す性質を持っているのです。もちろん、鉛筆の芯もシャーペンのそれと同一ですが、木の外装のぶん太さがありますから、簡単にはコンセントの穴には入りません。 化学の先生の主張が真実であるかどうかはわかりませんが、十分に納得のいく説であると筆者は思いました。少なくとも、ちまたにあふれる「先がとがっているから危険である」(鉛筆だって削ればとがる)とか、「正しいペンの持ち方ができなくなり、字がきれいに書けなくなる」(何を根拠に)とか、「脳を活性化させるためにはシャーペンではなく鉛筆が必要」(もはや意味不明)などという根も葉も無いこじつけより、よほど説得力があると思います。 by cloudypark2004 | 2004-10-05 20:05 | 家電
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