コレさえあれば電気工作から電気工事までサクサクこなせる・・・かもしれない、そんな便利な道具をご紹介するこのコーナー第4弾。今回ご紹介するのは、機械のお手入れには欠かせない「使い捨て雑巾」ウエスです。 ところで、ウエスという言葉をいったいどれくらいの方がご存知なのでしょうか。ウエスとは、主に機械の点検・手入れ・清掃に使われる使い捨ての雑巾のことです。雑巾と言っても、世間一般で使われるような雑巾の形をしているわけではありません。いま、「これがウエスだよ」と皆さまにウエスをお見せしたとしても、ただのボロ切れにしか見えないはずです。 ウエスという言葉の語源は英語で「ごみ」を意味する「waste」であるとされています。ウエスの多くは古くなった服や下着、布団カバー、シーツといった古布を適当な大きさに裁断して作られています。ウエスは使い捨てですから、まっすぐ裁断したり、糸で縫い合わせたりといった面倒な加工を行う必要はありません。したがって、ボロ切れの名にふさわしく、大きさもばらばら、形もいびつなものばかりです。 ウエスに古着が使われるのは、古着が安価で、容易に入手できるという理由のほかに、その優れた吸水性があります。ウエスの製造・販売を行っているウエス屋さんによると、布は日常生活の中で幾度となく洗濯、乾燥されることによって吸水力を高められた古布が、油類などの汚れをぬぐい取る用途に最適なのだそうです(参考文献: 古着がどうして拭い布に最適なの? [ウエス屋] )。 ウエスの知名度が低いのは、やはりウエスが一般向けに販売されていないためでしょうか。ウエスは主として工場で一括納入されて使われるものですから、スーパーなど一般的な販売店や量販店ではめったに見かけません。しかし、ご家庭内で古くなった服や下着、破れたタオルやシーツなどを適当な大きさに裁断して、例えばキッチン、ガスコンロ周りの掃除にお使いの方もいらっしゃるかと思います。そうです、そのボロ切れこそがウエスなのです。 ウエスという立派な名前を持ちながら、多くの人々からボロ切れ、ボロ布、ボロ雑巾などと呼ばれ、ウエスと呼ばれることはほとんどない。古くなって着られなくなって一度は捨てられた布が切り刻まれ、ウエスとして使われて汚れまみれになって、また捨てられる。まさに哀愁の存在・・・それがウエスなのです。 コレさえあれば電気工作から電気工事までサクサクこなせることでしょう・・・そんな便利な道具をご紹介するこのコーナー第3弾。今回ご紹介するのは「応急処置アイテムの定番」ビニールテープ(略してビニテ)です。 ビニールテープとは、ポリ塩化ビニル(PVC [Poly Vinyl Chloride] 。塩ビ。最近はダイオキシン問題により、代替材料が使われる場合もある。)のテープに粘着剤を塗布したもので、伸縮・柔軟性に富んでいます。 また、ポリ塩化ビニールは電気を通しにくい性質を持つ物体、すなわち絶縁体です。電気コードの被覆に傷がつき、心線が露出してしまったときは、ビニールテープを傷ついた箇所に巻きつけることで、感電事故を防ぐことができます。また、防水性にも優れていますから、穴が開いてしまったホースの補修なんかにも使えます。いずれにしろ、あくまで応急処置に過ぎませんから注意が必要ですけれど。 ところで、ビニールテープをちょうど良い長さで切断するとき、多くの方がハサミもしくはナイフをお使いになるかと思います。しかし、毎回毎回テープを切るためだけにハサミやナイフを手に取るのは面倒です。ビニールテープは手で切りましょう。 ビニールテープは爪を立てれば手で容易に切断することができます。筆者(利き腕は右)の場合、まず切断したい箇所を両手の親指の爪を突き立てるようにしてしっかりと持ちます。下の写真は持った状態での様子です。 ![]() この状態から、左手親指の爪を立て、ぐっと力をこめて下さい。そして左手を動かさないように注意しつつ、右手の、特に人差し指の横腹に力を入れて、すばやく手前にひねります。要はハサミの原理です。左手親指の爪と、右手人差し指の横腹をハサミの刃に見立てているのです。 今回は筆者流の切断方法をご紹介しましたが、わかりにくいですよね・・・はっきり言って。こういうのって言葉で説明するよりも実践してお見せした方がわかりやすいと思うんだけどさーでもなかなかそうはいかないのがつらいところ。それでは。 コレさえあれば電気工作から電気工事までサクサクこなせることでしょう・・・そんな便利な道具をご紹介するこのコーナー第2弾。今回ご紹介するのは「誤って充電部(電気が流れているところ)に触れても感電しない」非導電巻尺です。 巻尺というと、一般的にスケール部分は鉄でできています。しかし、この鉄でできている巻尺を使ったがために、作業員の死傷事故が相次いだのです。 死傷の原因は「感電」。誤ってスケール部分が高電圧の電線に接触、持っていた作業員が感電してしまったのです。鉄は電気を通す性質がありますから、巻尺に限らず、絶縁加工の施されていない金属製のスケールやノギス等を高電圧の機器および電線の付近で使用することは、まさに自殺行為なのです。 ![]() そんな痛ましい感電事故を繰り返さぬよう、開発されたのが非導電巻尺。スケール部分を電気を通しにくい性質を持つガラス繊維(グラスファイバー [glass fiber] )にすることで、感電事故を未然に防止することができるのです。 写真は原度器、サカイ産業、東レ・デュポンの3社が共同開発した「NO-DEN 19」。スケール部分はケブラー繊維(デュポン社製の高強度・軽量アラミド繊維)とガラス繊維を織り込み、ポリエステルでコーティングして作られています。繊維製ということで直立性は金属製のものと比べわずかに劣りますが、一般的な作業においてはほとんど問題ないでしょう。なお、NO-DEN 19に限らず、非導電巻尺の多くは黄色いカラーリングをしています。ホームセンター等でお買い求めの際は、黄色いスケールテープを目印にしてくださいませ。 コレさえあれば電気工作から電気工事までサクサクこなせることでしょう・・・そんな便利な道具をご紹介するこのコーナー。その第1弾は「電圧・電流・抵抗を、この1台で簡単に計測する」ことができるテスター(マルチメーター)。その中でも筆者がおすすめするのは、薄くコンパクトなカード形タイプのデジタルテスターです。
ただ、こういう携帯型テスターは、ポケットに入れておくと歩行時等の振動で知らず知らずのうちにスイッチが入ってしまい、いざ使おうとしたときにはもう既に電池が切れていた、ということがよくあります。これは主電源スイッチを、円く大きなレンジ切替スイッチが兼ねているのが原因でしょう。 そこで筆者は自動で電源が切れる機能(オートパワーオフとか、オートパワーセービングとか)が付いているものをおすすめします。肝心な時に使えなくては、持ち歩く意味がありませんからね。 なお、上の写真はHIOKI「3244 カードハイテスタ」。重さわずか60グラム、厚さ9.5ミリと、まさにカードサイズ。先述のオートパワーセーブ機能はもちろん付いています。レンジは直流電圧・交流電圧・抵抗・導通。これで電流が計測できたら完ぺきだった・・・。 < 前のページ次のページ >
|
検索
カテゴリ
以前の記事
2006年 02月
2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 2004年 08月 2004年 07月 2004年 06月 最新のコメント
最新のトラックバック
おすすめキーワード(PR)
ファン
|